<シーン9>--------------------------------------------
美咲山の山道にて。
戦美がコハクを背負って、タギと山を登ってます。
コハクはありがとう〜ごめんね〜と戦美とタギに言います。
コハク、自分が歩けない、迷惑かけてばっかりと自分を責めてしまいます。
雨が降りそうなので、タギとチョロは違う木の下へ行き、コハクと戦美は近くの木の下へ。
自分を責めてしまうコハクにちょっとしがみついて立ってみろといい、立たせる戦美。
1人で立ってる奴なんていないんだと戦美はいいます。
掴まっていても立っているには変わりないって。優しい戦美。
コハクも感動してます。座りこむ二人。
「俺なんかよ、悪い事ばっかりしてよ、泥棒ばっかりしてるからな。」
「アンパンだろ?フライパンだろ?」とその時、
コハクが戦美のほっぺにチュ♪
「おいっ!お礼のチュかよぉ〜」と動揺と嬉しさを隠せない戦美。
「ムキっ、ムキムキっ!」と興奮気味。
するとコハクの携帯電話がなります。病院からだけどいいや〜とそのままに。
戦美がかずみについて聞きます。コハクは「弟サン血が繋がってないの?」と聞きます。
小さい頃、オヤジが連れてきたんだと話します。
なんでかずみが知っているの?とコハクは不思議顔。
戦美はコハクに3人兄弟なのか?と聞きます。近くにいるのかとも。
でも顔は知らないけど、小さい時にコハクの父と弟は出ていったとの事。
護が何年ぶりかに見た父親はヤケドを負って浮浪者になっていたと言うコハク。
すると大きなカミナリの音。戦美もうわぁーーーーーー!と叫ぶ。
場面は変わって、昔高校生のあれている時の戦美、勝嘉、サワの3人と包帯をグルグルと
巻いている人が立っています。
戦美だけ、人を殺めていないんだ、やれ!と勝嘉に拳銃を渡されます。
サワもこっそりとその包帯の浮浪者に拳銃を渡します。
「なんだよ!何も殺さなくてもいいじゃねぇかよ〜」と戦美。
「最初だけなんだよ、面倒なのは!」と勝嘉。
すると浮浪者が銃を戦美に向けて撃とうとしています。
「バーーン!」と戦美の腕をかすりました。
「やらねぇとお前がやられるぞ!」という勝嘉の言葉に
戦美は銃を浮浪者に向けます。浮浪者も銃を戦美に向けています。
戦美は我慢できずに押さえられず銃を撃ってしまいました。
倒れこむ浮浪者。動けずにいる戦美。
サワと勝嘉は遺体を隠して、「よくやったぞ!」と言い残し立ち去ります。
戦美、倒れたままうずくまって暗転。
山へのシーンへ戻り、「勝嘉は何もかも知っていて、俺に海美の父親を撃たせたんだ!」
「もう、何もかも終わりにする」と戦美が決意します。
その後に偶然通りかかった護の姿が。聞いてしまったようです。
次へススム | 前にモドル | K.O.Bトップへ |