<シーン8>----------------------------------------------
15日の早朝。美咲山にて。
場面が変わって、護、口笛吹いて山での花畑の作業しています。
すると海美が大きな袋を抱えてやってきます。「おー!いたぁ!」とやっとこ来たというような海美。
「お〜ほんとに来たのか!?普段騒いでる奴がなさけねぇなぁ〜!何しに来た?」と護。
海美「あんた、慰めにだよ!」護「俺をか?」
「あ、コレ、皆があんたに渡してくれって」とあしたのジョー全巻を渡す。
「いい奴らだなぁ〜」と喜ぶ護。
まだ袋に入っているらしく、これもと袋を渡す海美。中に入っていたのは
女子高生姿の時のレインボーパンツ。護、なんだこれ?の顔。
あててみてよ〜とあてますが、「気持ち悪い!」と海美に言われてしまう・・・。
(他の時にはリボンでした)
「慰めてくれるんだろう?手伝ってくれよ」と護。海美はオウオウオウオウオウ〜と言ってクワを持ちます。
「アナほって、タネいれて、土かぶせて・・・・」と護が説明している後で
海美はクワを呪いの人形トントン!する振りしてました。コワイからっ・・・。
「まったく、聞いてるか?アナほって、タネいれて、土かぶせて・・・」とまた
海美はシャベルを持って頭にのせてピンポーン!クイズ正解〜〜!と一発ギャグをしてました。
「聞いてるのかよ!」「聞いてるよ〜」と海美はやってみせます。
「アナほって、タネなげて・・・・じゃなくて、タネいれて、土かぶせる・・・これがあんたの仕事か?」と海美。
「そうだよ〜!」と護、作業を進める。「こんな時になんでこんな事してるんだよ〜」海美も手伝ってます。
「あ〜かみさんはだんだん良くなってるよ、コハクもつえぇから大丈夫だ。」作業を続ける護。
会話に夢中になって、タネをふりかけのように蒔いている海美。
護に怒られてました(笑)
海美の名前は誰がつけたのかと護が聞きます。
海美はオヤジは小さい頃なくなった、けど兄貴がいたから寂しくなかったと言います。
護には父親がいたけれど、小さい頃に出ていってしまったと。
森林公園を作るのが夢でいろいろモメて、分かれてしまい、浮浪者になってから
声を掛けられなくてそのままになってしまったと語ります。
あんたはなんで、そんなに冷静になっていられるのか?と疑問を問い掛ける海美。
コロしたくなるけど、同じ悲しい思いをする人が増えるだけだという護。
海美が何かハコを見つけます。なみちゃんが大切にしている箱です。
なみちゃんが書いた紙切れを海美がみつけ、読みます。
「ぱぱちん、まま、なみとつみきのおうちをつくります」
「可愛いだろう〜夢だったんだぁ〜!」
すると護はシャベルと家族のパネルを持って土を掘り始めます。
海美はやめろよ〜と護を止めます。でもやめないで、どいててくれ〜と言う護。
「あんたが埋めるのはそんなんじゃないだろう!」と海美が叫び、
パネルの破片がとびます。拾いながら「なみちゃん戦ってるんだよ」という海美。
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