＜シーン１１＞----------------------------------------------

１５日の夜。楯浜自然公園にて。

公園へ来た海美。座り、うつむいて泣いています。
護とコハクは後から見ています。
護「大丈夫か？」海美「だいじょうぶじゃねぇよ・・・」
俺もあいつが憎い！一緒にやるか！と叫ぶ護。
コハクが「戦美の事を話したでしょ？何も知らないで
勝嘉に脅されてお父さんを撃ったんだって」と話します。
護は頭を抱えて「もうわからねぇよ！おやじ！何を言いたいんだ。」とうずくまります。
コハク「私たちのお父さんが３人を出会わせてくれたんだよ、なみちゃんが
襲われた日に海美にであったじゃない」
「私の生涯には晴れた日も曇った日もあった。けど、すべてのことは結局
自分のためにそうなったんだって、強くなれよって！」
「もう１度、糸満家が花の咲く道を歩いていく為なんだよって」
コハクは励ますように海美と護に話しました。
「おやじは沖縄の美しい海が好きだったなぁ〜」と護は遠くを見ながら言いました。

＜シーン１２＞-----------------------------------------------

同日、古い倉庫内にて。

チュッパのメンバー、勝嘉連合のサワ、アラケン、ハチ、たちが話している。
タワシがサワに何かを頼んでいる。
「いくらタワシちゃんの頼みでもよ〜それはできねぇって！」
サワが作った借金をタワシが身代わりになって払っているんだって！
ほんと、それは頭が上がらないですね。
「だからさっき頼んだ俺の作戦で・・・」とタワシ。
「それは無理だよ、誰かが裏切ったら死ぬよ？」と困ったようにサワ。

とシンチが現われる。「何企んでるんだ〜おい！」と入ってくる。
ハチがサワの合図で上の階へ動く。
携帯のなる音。またリーマンのだ。
シンチが置いてあった缶を蹴り上げ、リーマンへ近づく。
シンチがリーマンへ引き金を引こうとすると、アラケンがシンチを呼び、上にいるハチが銃を撃つ。
倒れこむシンチ。「気を失ってるだけだ！」とハチ。
サワ、「タワシちゃんのあんたの作戦やってみっけどよ！死んでもしらねぇぞ！」
タワシ「俺の弟のような目に合って欲しくねぇからよ！」
するとドキュンが戦美と海美がどこにもいないとタワシに伝えにきます。
タワシ「サワ、頼むぞ！」と立ち去る。
ウキウキも一緒に立ち去ろうとすると、サワが呼びとめる。
「タワシちゃん、事故で弟亡くしてるんだよ。」「カッコヨク死ねよ！」とサワ。
ウキウキはうなずいて走っていく。
サワ「ハチさん、頼むぞ！ハチさん、今日は冒険だよ！」ハチ「ああ。（にやっ）」